2010年12月14日
寺田寅彦の父、利正は宇賀家から寺田家へ養子として入りましたが、その宇賀家の先祖の墓所を訪問しました。
ここは国道56号線の久礼坂を上り詰めた七子峠です。飲み物を買って一休みしたところです。
自動車道の工事が進み、谷を渡る橋梁が見えています。
七子峠の交差点から大野見方面への道に入り、少し走ると大野見トンネルがあります。
トンネルを抜け坂を下ると、四万十川の上流にさしかかる手前に旧大野見村の役場がありました。
現在は中土佐町大野見支所となっています。平成の大合併で大野見村と中土佐町が合併しました。
ここで地域のパンフレットをもらって宇賀家の墓所について訪ねましたがあまり知らないようでした。
支所の建物の前には豊富な地域の歴史等の資料を展示した民俗資料館がありました。
支所の近くの橋を渡り、県道19号線を窪川方面へ3kmほど進むと「寺田寅彦祖先(宇賀家)の
墓地屋敷案内」看板がありました。ここを左に下り、300mほど行くと右手に墓所がありました。
道路右側に、傘の着いた立派な墓が並んでいました。
道路脇には「寺田寅彦先祖の墓」の文字が書かれた標柱が見えました。
家紋は見えませんが大小合わせ9基の墓石が並んでいる立派な墓所でした。
四代 半七の墓です。
五代 孫右衛門の墓です。
七代 半五郎の墓です。
この墓所は寺田寅彦生誕百年にちょうど発見されたそうで、旧大野見村では村文化財に指定していました。